みなさん、自分のバイクをカスタムする時にまず最初に交換したくなるのがマフラーでしょう。
しかし、ここ数年で地球温暖化防止に伴う排気ガス規制や、騒音問題に対する規制も厳しく
なりマフラー選びにも頭を悩ますようになりました。
特に250cc以上の二輪車には車検があり、この2項目の検査もあるので、交換後もノーマル
のマフラーを保管しておいて車検の時に戻すからいいという人は別として、いちいち戻すのも
大変ですから、やはり車検対応マフラーにしたいところですね。
それに、あまり爆音を奏でるマフラーだと、車検のみならずただ走っているだけでもお巡りさん
の目に止まりやすくなり、ヘタしたら整備不良切られる可能性だってありますしね。(^^;
有名どころの社外品マフラーにはJMCA認定マフラーといって、この2つの規制に対応したマフ
ラーがラインナップされています。つまり、経年劣化による音量の増大や、エンジン自体の不調
による排ガス成分の悪化を除いては、このJMCA認定マフラーであれば車検が問題なく通ると
いうものです。
このマフラーはJMCA認定といっても、やはりノーマルよりはパワーもトルクも上がる物がほとん
どですし(中にはパワーダウンしたり、キャブ調整しないと乗りにくくなったり、ものすごく高回転
じゃないとパワーが出ない物もあったりします。)音量だって、ノーマルがどこのメーカー(国産)
もだいたい80db以下であるのに対しこれらのマフラーはだいたいが90db以上になっていますか
ら迫力も十分でますよね。
これを言うと少なからず「そんなの勝手な言い訳だ」と言われる事もあるのですが、よく言うの
がマフラーの音を大きくする事は自分の身を守る事つまり安全にもつながると思います。
二輪車という乗り物は四輪車からは非常に認識されにくい乗り物です。その証明に国の定める
法律でも、今の二輪車はヘッドライトが常時点灯式に決められています。これは昼間の明るい
時でも二輪車が車から認識されやすいようにという配慮からです。ですから、今の新しいバイク
にはヘッドライトのON/OFFスイッチは無くなってしまいました。もちろん後付のスイッチもありま
すが、これをノーマルにON/OFFスイッチが無いバイクに付けた場合、使っていいのはアイドリン
グの時だけで、無灯火で走らせたら違反になりますのでご注意を。
話がそれましたが、適度の音量アップは自分の存在を周りの車に対して知らせるという意味に
おいてこの常時ライト点灯と同じ効果があります。
さて、本題ですが、このJMCA認定マフラーには必ず認定プレートがサイレンサー部分に付いて
います。しかし、このプレートがあれば車検もOK!なんて実は簡単でもないんです。(^^;
このプレートにはそのマフラーが認定された規制年度よってプレートが6種類にも分かれている
んです。そして、取り付ける二輪車にも製造時点での同様の規制適合の認定が与えられます。
つまり、自分のバイクの規制適合に合わせて、マフラーもそれと同じかそれ以降の認定を受け
た物でなければダメ(車検に通らない)なのです。
ただ、JMCA認定マフラーであればなんでもいいという訳ではないのです。
そこで、今回下のようなマトリックスを作ってみましたので皆さんのマフラー選びの参考にして
みてください。
!ご注意!
以下のマトリックスと解説はあくまで私個人が調べた物ですので、100%の信頼を保証する物で
はありません。必ず、ご購入の際にはご自身でお店に確認してください。
万一、間違っていた場合におきましても、当方では責任を持てませんので、ご了承ください。
→ NO →
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E
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O
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Y
E
S
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N
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Aタイプ |
Bタイプ |
Dタイプ |
Fタイプ |
Cタイプ |
Eタイプ |
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N
O
↓
↓
Y
E
S
↓
プレートの画像をクリックすると拡大して見られます。
車検証を見ながら以下の質問に答えて行ってください。
※該当したプレートのタイプが貴方のバイクに取り付ける事の
できる「最低限」必要なJMCA認定となります。
例えば自分が「C」に該当した場合、「C」以外に「E」のプレート
でもOKという事になります。
※各プレートの説明と拡大画像は下欄にあります。
※車検の無い250cc未満の車両については下欄欄外に参考サイトを
リンクしましたので、そちらもご参照ください。
↓スタート↓
参考サイト
※車検の無い250cc未満の車両に関する事もこちらに詳しく出ていますので、ご参照ください。
全国二輪用品連合会 http://www.jmca.gr.jp/